【参加型小説・連鎖の尻尾】
第15章 邪神と純鬼
(ぎざぁまぁぁぁぁぁ――――ワシらを裏切り…おって…許さ――――…ぶ…ぐふっ!)
(ギャァヤァァァァァァァァ!殺さないで――――!殺さないで…殺さないで……死にたくない…しに…た――――く…な…)
頭を踏みつけた邪神はペガサスの手を振り払い――――距離を取った!
足元で潰された邪神は徐々に灰になり――――…声が途切れた頃には姿が全て灰になり残りカスが風にハラハラと飛んでいった。
(ふぅ――――…三体の体を宿すには…不釣り合いの悪い体だった……これでようやく自由自在に動かせる…)
残った邪神はペガサスを睨みながら手足が自由に動くか確かめていた。
「三体も意思のある頭がそれぞれに体を動かすとなりゃぁ…思い通りに動かせないもんな……だから――――他の二体を消したのか…」
ペガサスは足元でくすぶっている灰を見て「薄情だな」と呟いた。
(ワシが生き残れば――――アイツらも報われるだろ?いいんだよ――――…ワシがこの森で最強なら!フッハハハハハハハ!)
大声で笑う声に“銅玄”は耳を塞ぐ!
(さぁ――――鬼の味は…どんなもんじゃろ?甘いかのぉ…苦いかのぉ……フフフフ、フフフフ、フフフフ)
邪神は興奮しているのか、股間に手を伸ばすと更に擦り勃てながらペガサスに向けて精液とは違う…ドロッとした腐った液を吐き出した。
「!最悪……マジで…最悪」
白馬はその姿に「うぇ」と吐き気を感じる。