【参加型小説・連鎖の尻尾】
第15章 邪神と純鬼
(な…なんと――――凄まじい力じゃ…)
邪神はペガサスから更に距離を取り、臨戦態勢を整えようと、邪霊木の結界の端っこを掴もうとした――――。
しかし、その結界の荒縄が邪神が掴むあと一歩と言うところで――――燃え上がり灰になる。
(――――なっ…)
「なにするか――――知らねぇけど…お前には何もさせねぇよ」
ペガサスはそこら辺に散らばった邪霊木の結界荒縄を燃やし尽くした。
「――――俺は…七海を傷つけた“銀玄”が許せねぇ…でもな――――そんな“銀玄”をそそのかしたお前たちにも…許せねえんだよ!」
ペガサスはいまだに白蛇の尻尾の中で気を失っている高田を気にかけ――――邪神を睨む。