【参加型小説・連鎖の尻尾】
第15章 邪神と純鬼
(おのれ~~~~~~鬼め~~~~~!)
睨まれ怯んだ邪神は勢いよく飛び出すと、ペガサスから逃げる事を選んだ――――!
(兄様――――!)
「ペガサスさん!」
あっという間にペガサスの目の前から走り去る邪神に、白馬は焦り声をかけた!
「だ~か~らぁ~……逃がさないって…言ってんだろうがぁぁぁぁぁぁ!」
すると、邪神の逃げた方に手をかざすペガサスの雰囲気が、さっきとはまたガラリと変わり…恐ろしく冷たいものになった!
(グッァァァォァァ!ググググ――――ヒァァァァァァァ!)
一瞬――――何が起こったか分からなかったが…ペガサスは残った邪霊木の結界荒縄を邪神の首にくくりつけていた!
(――――グァァァァァ…い、い…つの…間に…)
――――ギリギリ…ギチギチ…
ペガサスは手にした荒縄を引き寄せ――――逃げようとしていた邪神を地面に叩きつけた!
「――――何が…この森最強の邪神だ…」