
【参加型小説・連鎖の尻尾】
第3章 身近な怪談
目の前に現れた目的地に白馬はテンションが上がり、そのアパートの駐車場に車を停めた。
「いかにも――――…出ますって感じのアパートだな!」
車を停めると白馬はアパートを見上げる。
「そうか?普通のアパートじゃん!雨降りだから雰囲気2割増しになってるだけだろ?」
煌太もつられて車の窓からアパートを見上げるが…白馬よりは冷静だった。
「さて、ここは――――…住人がいないみたいだな…なぁ、入ってみるか?」
よく見ると階段に【売り物件】と書かれた看板がぶら下がっていた。
不便な場所が原因か、心霊現象が原因かは分からないがアパートはすでに売りに出されていた。
「なぁ、一泊ぐらい…よくないか?」
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