【参加型小説・連鎖の尻尾】
第18章 番外編・雰囲気を感じる男
「除霊は帰ってから――――ちゃんと成仏させてやるよ…」
類さんはポケットをポンっと叩くと、振り返り、俺に笑いかけた。
不覚にも……カッコいい…と、思ったことは類さんには内緒にしておく。
しかし、あの不快な雰囲気はすでにこの場からも病院からも消えており俺は久しぶりの清んだ空気に深呼吸をする。
あっという間の出来事――――…
類さんが何をしたのか全く分からないが――――…
これで…悪夢から解放されたのだと…分かり俺はホッとした。
これが――――俺と類さんとの出会いで…事件?だった…
この事件の後も俺と類さんとの関係は続くが――――…
それから、数年後…
新しいメンバーと“邪神”と戦うことになるとは……
今の俺には想像もつかなかった。
【完】