【参加型小説・連鎖の尻尾】
第19章 番外編・ペガサスの秘密?!
「さっき――――…強目の地縛霊が、“鬼じゃ!”って言ってましたよ?」
「ったく…ちゃっかり…最後の悪あがきを聞いていたな!」
地縛霊が消え際に“鬼”と、言っていたのを煌太がちゃっかり聞いていたらしく――――…
何故か、俺の弟子入りした気分でいる白馬に教えていた。
「やっぱり、便利だよなぁ~煌太の耳~」
「慣れないけどな…」
煌太は普段は聞こえないように封珠で出来たピアスをしているが、霊の声を聞きたい時はそのピアスを外すことにしている。
「見えないから…どんな地縛霊だったかは知らないけどね…」
「年期の入った…ヤバめの地縛霊だったぞ」
その逆で、白馬は見えるが霊の声が聞こえないらしく――――…オカルト取材の時はいつも煌太を同席させる。
ま――――おれ的にも、霊の通訳がいてくれるとありがたいが…
別に除霊の時はいなくてもよくないか?