【参加型小説・連鎖の尻尾】
第20章 番外編・あつまれ獣の庭
(ちょっと――――ここ、私の場所なんだけど!)
(にゃ?!)
(バウ!?)
(ピーーーー!!!)
(おやおや、これはこれは可愛らしい…耳の長い――――…ウサギかね?)
縁側でくつろごうとした4匹の目の前に、ピョコン!と、現れたのは…とても小さいウサギだった。
(ちょっと!ここは私の定位置なの!退いてくださる?)
(おやおや…なんとも威勢のいい小型ウサギだこと――――…お嬢ちゃん…どこからきたのかえ?)
白蛇は小さいウサギにすり寄ると様子を伺う。
(ちょっ、ちょ――――…へ…蛇!?///へ、蛇がなんだって言うのよ!私は怖く無いわよ!)
小さい体で無駄に強がる可愛いウサギに、猫又も狼もほのぼのと頬笑む。
しかし、鳥だけは少し距離をたもちオロオロする。