【参加型小説・連鎖の尻尾】
第21章 番外編・事故物件の真相
~白馬side~
ペガサスさんから連絡が来たのは、俺と煌太がバイト中の時だった。
ちょうど休憩時間でLINEに気がつき返信すると、速攻で【オカルトの仕事しよ~ぜ!】と、入ってきた。
「うお!初仕事の依頼きた!猫又の力も試したいし~!早速、返事してもいいよな!」
“オカルト”関係の仕事依頼でテンションが上がった俺はグッタリしている煌太にスマホの画面を見せて言った。
「マジで――――…ペガサスさんの仕事手伝うつもりかよ…。また、あんな怖い思いすんの俺は嫌だぜ?」
相変わらずビビりの煌太は露骨にいやな顔をした。
「お前だって――――その、ピアスの効果…気にしてたじゃん!」
「そ――――…そうだけど…」
煌太は霊の声が聞こえることに抵抗があり、封印用の数珠で作ってもらったピアスでその力を押さえている。
そのピアスもだいぶ定着し…穴は完全に出来上がり、脱着が可能となっている。
今の所、そのピアスのおかげで霊の声は聞こえないらしいが――――…やっぱり、レアな力は使わないと勿体ないと俺は思うわけです。