【参加型小説・連鎖の尻尾】
第21章 番外編・事故物件の真相
煌太は馴染んできたピアスを触りながら…
「すぐに終わるなら――――…」
と、渋々承諾をした。
次の休み――――…俺たちはペガサスさんと会い仕事の内容を聞いた。
「――――事故物件の調査だ!」
「///じ、事故物件!マジっすか!」
ファミレスの一角でテンションが上がる俺を横目に、煌太は「声がデカイ!」と、1人焦っている。
ペガサスさんと一緒に来た高田さんは、肩にチョコンと乗っている白蛇には気づいておらず、空になったコーヒーカップを手に、ドリンクバーに向かって行った。
「おぉ~、少年は事故物件に行くのは初めてか!?」
「何度かペガサスさんのサイトで見かけてはいましたが、事故物件って以外に探しにくくて!まだ、行ったことなかったっす!」
俺の嬉しそうな顔を見て、ペガサスさんは身を乗り出す。
「まぁ~…不動産や大家にとっては…マイナス面しかないからなぁ…公に場所を公開してほしくはないからな!」