【参加型小説・連鎖の尻尾】
第21章 番外編・事故物件の真相
「どうぞ…」
と、大家がその部屋に入るように促すが…
――――入りたくない…
が、正直な感想である…
「これ――――…繊細で勘のいい人なら…当てられてノイローゼからの…自殺ってパターンが妥当だな…
2階のOLは…運が悪かった――――…」
――――運が悪かったって…まぁ、この状況の上に住んでいたんだ…本当に運が悪い。
「どうする?白馬の初仕事だ…頑張ってみるか?」
「――――お…おっす…」
ぶっちゃけ…ハードルが高い除霊って感じがするが――――…
「白馬?大丈夫?」
後ろでピアスを触りながら高田さんにピッタリと寄り添う煌太が俺を心配している。