【参加型小説・連鎖の尻尾】
第21章 番外編・事故物件の真相
しかし、そんなことは言ってられない――――…
「最悪…臭ぇし――――…っ」
床がドロドロなのも最悪だが、匂いも臭くてたまらない!
生臭いような――――…酸っぱいような…これが腐敗臭かも知れないと俺は思った。
「――――赤ん坊…猫又ちゃん…何か感じるか?」
猫又を見ると凄く嫌そうな顔をしながらクローゼットの扉を前足でドンと叩く。
「そこか?――――開けるの…マジで嫌だ…」
しかし、猫又が示した場所を確認しなければならない…
俺は覚悟を決めて「しゃ!」と気合いを入れてクローゼットの扉を開けた!