【参加型小説・連鎖の尻尾】
第21章 番外編・事故物件の真相
――――バン!と、扉が勢いよく開くと!あの不快な匂いが濃くなった!
「ビンゴ…そこに何かいる…」
「うわぁぁぁ――――匂い…最悪…」
すると、さっきまで渋い顔をしていた猫又が、クローゼットの中に勢いよく飛び込み!
――――ガタガタガタ!と、暴れだす!
「猫又ちゃん!」
数秒バタバタと音がして――――…ピタリと静かになったクローゼットから…
猫又が何かを咥えて出てきた!
「――――ぬ…の?」
猫又が口にしていたのは…一枚の布…だった。
「――――はい…一体クリア――――…もう一体頑張れ~」
「は!?もう一体!?」
ペガサスさんがうで組をしながら俺を見ている!
「え?――――煌太も言っていただろ?何人かの赤ん坊の声がするって!ほら、頑張れ」
――――マジかよ!