【参加型小説・連鎖の尻尾】
第22章 番外編・神様日和
~銅玄side~
白蛇から水神の職を賜り――――数ヶ月
稲の収穫が終わり――――落ち着いた頃…
神社の周りが騒がしくなってきた。
初めての神社に来た時は本当に驚いた。
本当に数百年の時が流れていたのだと…改めて実感する。
(銅――――…?)
(///三郎…)
ここ最近、神社に人の出入りが激しい…
神主の男性は…いつものんびりしているのに世話しなく動いている。
(三郎――――祭りがあると言っていたけど…ここでするのでしょうか?)
(あぁ…神主も大忙しだ)
三郎は私がいなくなってから随分と探し回ったらしいが――――…その後、川の近くの“静動寺(せいどうじ)”の住職になったと言っていた…。
(お寺――――気にならないのですか?)
(お寺?あぁ…何度か――――生まれかわりの体を使って…行ったことがありますが…立派に続いていたよ。心配ない)
(――――そうですか…それは良かった)
(ん?どうした?…何かあるのか?)
――――なんて言ったらいいか…複雑です。
銀兄様が…三郎が私を探し続け――――生涯を終えたと言っていたけど…
“静動寺”の住職は…三郎の子孫なのでしょ?
結婚し――――子を…授かったのに…///私を探してくれていた?
――――あ…友人として…って事でしょうか?
ですよね?