【参加型小説・連鎖の尻尾】
第22章 番外編・神様日和
次の日――――
“古浄流神社”の豊作の祭り――――秋まつりか開かれた。
私は見るもの全てが珍しくキョロキョロしてしまったが…
祭りは盛大に行われた。
もちろん、あの鬼と仲間たちも来てくれ――――…
私たちが初めて神として崇められる神楽を見ていってくれた。
元水神の白蛇様は懐かしそうに社でお供え物の酒を飲み――――提灯の火が煌々と神社一面を照らす様を眺めておりました。
「よっ、新米神様はど~よ、ちゃんと神様やってたか?」
鬼が私たちに声をかけると、三郎が(何をしたらいいか…手探りです)と答えていた。
穏やかな日常がこんなにも温かく――――…幸せなものだと…
今更ながら気がつきました。
(――――三郎と一緒なら…何でも頑張れそうです)
そして、私は三郎の後ろに隠れながらですが…そう呟くと…
「そうか――――なら、大丈夫だな!」
と、鬼は満面の笑みで私の頭をクシャクシャっと乱した。
(///はい――――…精進いたします)
私たちが立派な神様になるのはまだまだ…先ですが――――…
三郎と一緒なら、私は頑張れる――――。
皆様――――
これからも“古浄流神社”の新米神様をよろしくお願いいたします。
【完】