【参加型小説・連鎖の尻尾】
第22章 番外編・神様日和
(俺は――――銅の事を…///好いていたんだ――――でも、このいたずら書きのときは…分からなくてな…幼すぎた…だから“友”と言う字に――――納得したのかもな…)
(では、“共”――――と置き換えて…読んでいいのですか?私は…三郎の…”共に永遠“でよろしいのですか?)
抱き締められ、自分の幸せを実感した――――。
(あぁ――――…もちろん…///夫婦に(めおと)になろう…銅…)
(///はい――――…嬉しゅうございます…)
私たちは幼いときに刻んだ水神鏡の前で……
夫婦となった――――…
「お~い!水神様の鏡を出すから――――誰か手伝ってくれぇ!」
――――ドッキーーーーーーーン!
し、心臓が飛び出るかと思いました!
神主が明日の祭りの準備に鏡を取りに来たみたいです!
「神楽の所でいいんですよね?」
「ああ!頼む――――…この字に触れないようにな?…大事な…文字らしいから――――」
(///えっ、あの神主――――我々の事が…分かっているのでしょうか?)
(いいや、鬼の話じゃ――――ここの神主には力はないと聞いているが)
見えないとは言うものの…やっぱり――――ずっと抱き合っていられるわけもなく…
私は三郎から離れてしまう。
(///あっ、あ――――…は…恥ずかしくなってきて…)
(///銅は…可愛い――――なぁ)
――――////さ、三郎!?
三郎の言葉に顔をあからめてしまう――――と、まだ扉の前に立つ神主が「ホホホホ」と、笑って鏡を移動する手伝う人々を見送る。
そして――――そっと、社を閉めようと手をかけた神主が「お幸せに」と…呟いた。
((――――え?))
私と三郎は閉まる扉を見つめ――――…
固まった――――…。