【参加型小説・連鎖の尻尾】
第24章 おまけ…人魚伝説?!
「新作、楽しみにしてたんだよ――――!」
「あんなにリアルでオカルトやサスペンスにどっぷり浸かっていたのに…フィクションでも溺れたいとは…煌太はなんて貪欲なヤツなんだ…」
「――――なんか、トゲのある変な言い方だなぁ…」
俺は途中まで読んでいたページに栞を挟むと、ため息をつきながら白馬に向き合う。
「――ん?煌太…?」
「白馬がうるさいから…今日は、もう読まない…。で、なに?人魚がど~したのさ…今更…」
「今更って――――…そりゃぁ…結構…いじられて来た…妖怪?化け物の中じゃぁ…トップクラスだけどさ…もうちょっと興味持てよ~」
でも…人魚だろ~…
「なんだよ…その目――――…」
無言の…圧力ですよ…
人魚の話と……女と映画の件…
俺の知らないところで…合コンしたんだろ?俺も誘えよ…