【参加型小説・連鎖の尻尾】
第25章 おまけ②奥山心中
(それに――――…この鬼は初めから…分かっていたはずじゃぞ?)
白蛇の言葉を聞き取ろうとしていた煌太がピアスを外しキョロキョロとする。
(この鬼は、知っておるぞ?男も女も死んでおらぬことを?)
「は!?死んでない?」
白蛇の言葉に動揺した煌太が俺の方を見て驚く!
「え?どういう…事ですか?」
「あ――――…まぁ、“鈴蘭館”に行けば分かるって…」
俺は白馬に運転させ―――“鈴蘭館”に、向かった。
「ちょっ…二人――――もしかして?」
「そ、そのもしかして……だ」
七海も何かに気がついたのか…俺の顔を驚きの顔で見つめる。
「はあ?全くわからねぇ~す!」
運転する白馬はいまだに分からず頭をひねる。