【参加型小説・連鎖の尻尾】
第25章 おまけ②奥山心中
「――――女性って…お化粧や髪型ひとつで…印象って変えられるんだよね?ね?繋さん?」
俺が微笑むと仲居さん…いや、繋は睨みかえす。
「――――…だ…だれ?」
「失踪――――した…訳じゃないんだよね?ここじゃ…なんだから時間をもらえるかな?」
「――――はい…」
繋は観念したのか…俺たちが害ではないと判断したのか…
休憩を取ります――――と、女将さんに話すと俺たちを…離れの自宅に案内した。
「ど…どういう事だ?」
白馬は俺の行動が分からないらしくて…不安そうについてくる。
「――――…どうぞ…」
離れの一軒家は見事にバリヤフリーにリフォームされており介護をしていると言うのは本当らしい。