【参加型小説・連鎖の尻尾】
第25章 おまけ②奥山心中
「――――で、松園は…幸せか?」
俺は瞳だけが動く松園に視線を戻し――――…
真意を確かめた。
「あ゛…ぅ…ぐ…」
――――分からん…分からんが…
松園の瞳は――――…相変わらず
恐怖と諦めの混ざった涙を流した。
「私たちは――――…入籍も済ませて…ここに住むことにしたんですよ…
この人の妻として…私は…彼を愛し続けます…
だがら――――…邪魔だけは…しないでください」
「分かった…、お幸せに」
俺はその部屋を後にした――――…。
部屋を出ると、その後に3人も無言で部屋を出た。
白馬たちには、かなり――――後味の悪い…結果だと…
俺は深くため息をついた。