【参加型小説・連鎖の尻尾】
第2章 チュートリアル
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煌太はスマホを握り直すと、ホカッと暖かいベッドに腰をおろして新着を【①早速、読む】ことにした。
『(タイトル)川から――――…
社会人になり初めて独り暮らしをした時の話です。
通勤に便利な場所で家賃も手頃な所を探していた時に、川沿いのアパートを紹介されたんです。
夏は川の風が入ってきてとても快適だと言われ、暑さに弱い私はそのアパートを気に入りそこに住むことを決めました。
そして、そこに住み始めて約2ヶ月たった頃でしょうか…川風を心地いいと感じる時期に、やけに風が冷たいと思う日が続きました。
不思議に思い何度も川が見える窓を開けたり閉めたりしていると――――…何だか視線を感じ…辺りを見回しました…
すると、川の中になんとも言えない違和感を感じました。
目を凝らして見てみると…
少年がクビから上を水面に出した状態でこっちを見ていたんです。
水遊びをするには時期が早すぎると思い…少年を凝視していると――――…
少年はニヤリと笑い、ゆっくり顔を水面に沈めたんです。』