【参加型小説・連鎖の尻尾】
第4章 女子大生殺人の件
「そもそも…“女子大生殺人事件”の話は…詳しくしらないんだけど…サクッと教えてくれよ」
もともと、オカルト以外は一般並みの知識ない煌太は…「自分の通う大学の近くに住む女子大生が殺された」ぐらいの認識しか持ち合わせてはいなかった。
被害者が誰なのかとか、加害者が誰だとかまでは分かってはいなかった。
「まぁ、だよな――――…変な噂や誇張したデマが多かったって…事件の記事を集めていて思ったことだから」
「そうか――――…変に殺人現場から近いと…学生内で噂が立つってことはあるかもしれないな」
ペガサスは白馬の集めた記事の1つを煌太の前に広げた。
「これ――――…このライターの記事は分かりやすいかも…」
と、短めだが内容が書かれた記事を指差した。