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Happiness day

第2章 夏の終わりに想うこと

カズを両腕で抱き上げ立ち上がる
すると両腕を俺の首に巻きつけギュッと抱きついて来た

「今日はいっぱい愛してね」

耳元で囁くカズ…

「明日 リハ出なくていいから
念入りにマッサージして貰って」

カズをゆっくりベッドに下ろすと
潤んだ瞳で俺を見上げ微笑んだ

「ん…最初からそのつもり…
もう マッサージ頼んであるし
あとの3人も了承済みだから」

「そこまで…」

そこまで誕生日のお祝いとして準備してくれてた?

「『迷惑かけちゃうかもしれない』って話ししたら『ライブだけしっかりやればいい』って
『そこは気合で乗り切るから大丈夫』って言ったら3人とも笑ってオッケーしてくれた
相葉さんなんて 朝から自分の事のようにはしゃぐから黙らせるのに苦労したよ」

翔くん、リーダー…俺、ほんとわかってなかったんだな

こんなにカズに愛されてるのに相葉くんとのこと疑うなんて…

俺を見るカズの瞳は他の人を見る時と違う光を宿しているのに

「カズ…好きだよ…」

反省の意を込めて、愛の言葉を告げながらカズの唇にそっと唇を押し付けた

唇が離れるとカズは挑発するような不敵な笑みを浮かべた

「ん…しってる…
でも俺は好きじゃなくて大好きだから…潤くんのこと…」

負けず嫌いなカズらしい…

でもこれだけは負けられないから

「愛してるよ…カズ」

そう言ってカズがこれ以上言い返せないように唇を塞ぎ舌を差し込んだ

「ん…あ…じゅ…」

喋ろうとするカズの舌を絡め取る

「んっ…ふ…ぁ…」

ここからは言葉なんて要らない…

互いの想いを一晩中カラダで語り合おうな


《おわり》

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