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Happiness day

第22章 青空の下、キミのとなり

入学式が終わり、クラス毎に別れ
全ての日程が終わったのは、丁度在校生の昼休みの時間

智くんに指定された場所へ早足で向かい、そっとドアを開ける

初めて足を踏み入れる場所…

ドアを開けると、青空の下で笑顔の智くんが迎えてくれた

高校の制服はブレザーにネクタイ
いつもより少し大人びて見える

「入学おめでとう、翔くん」

「智くん…」

智くんに指定された場所は屋上

まだ校内を把握していないから、わかりやすい屋上での待ち合わせ

入学初日、新入生は午前中で帰宅

昨夜、日程の書かれたプリントを見ながら
折角同じ学校にいるのに、会わずに帰るのは寂しいなぁ、って思ってたら、智くんからLINEが入った

『明日の昼休み屋上にいるけど、帰りに寄れる?』

僕の思いが智くんに届いたのかと、嬉しくなってすぐに返信

『寄れます!』

『じゃあ、待ってるね』

すぐに返ってきたメッセージ
たったひとことだけなのに、明日会えると思うと嬉しくて
そのメッセージをしばらく見続けていた

春休みの間も何度か会ってはいる
でも、これからはまた毎日会えるんだ…

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