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Happiness day

第23章 Bad boy

昔から翔はオレを甘やかすからなぁ…かあちゃんにもよく言われてた

「体キツいだろ?無理しなくていいぞ?」

「大丈夫。まだイケるよ」

オレが気を使わないように、笑顔を見せてくれるけど、無茶はさせたくないからな

「ほぉ〜、まだイケんだ?
なら、あと何回イケるかチャレンジする?」

揶揄い混じりでそう言うと、顔を真っ赤にして起き上がる

「そ、そういう意味の『イケる』じゃないから!
そんな何回もしたら死んじゃう」

「ははっ!冗談だよ。
だから無理するなって言っただろ?」

翔のナカから抜け出ようすると、翔のナカがギュッとオレを締め付けた

「うぉ!…翔⁈」

急な締め付けに、オレのモノがドクンと反応する

「無理なんかしてない」

オレの肩に腕を掛けた翔が、小首を傾げる

「ね…もう一回シよ?」

結局、翔の甘い誘いに乗っちゃうんだよなぁ…

こんな事をされて止められる程、オレは大人じゃない

「うん…もう一回だけ付き合って」

そう敗北宣言をすると、微笑みを浮かべた翔が
オレを引き寄せ、ゆっくりと後ろへ倒れて行く…


甘くて甘い翔は、これから先もこうやって、オレを甘やかし続けてくれる事だろう。

〈end〉

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