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Happiness day

第23章 Bad boy

しがみついていた翔の腕がズルリと滑り、ベッドに落ちた

オレは待ち望んだ翔の姿を見る為、体を少し起こす

眉間に皺を寄せ、荒い呼吸を繰り返す翔…

ゴクッと喉を鳴らし、徐々に落ち着きを取り戻す翔の頬に手を伸ばした

ピクっと動いた翔の瞼がゆっくりと開いて行く

「ぅ、ん…さとしく…」

強い絶頂を迎えた後の恍惚とした表情…
虚な眼差しでオレを捉える翔は、ゾクっとする程艶めかしい

翔が満足してくれた姿…
その姿を見られた事に、オレ自身も満足し、愛でるようにスルスルと翔の頬を撫でる

翔は擽ったそうに首をすくめ、目を細めた

「ぁ、ん…」

本当いくつになっても…
いや、歳追うごとに綺麗になっていく翔

「さとしくん…」

とろとろに蕩けてる翔が、甘えた声でオレを呼び
オレは応えるように、その唇を何度も啄んだ

「は、ぁ…ん…」

唇を離すと漏れる甘い吐息…

翔のナカに入ったままのオレがピクンと反応した

それを感じ取った翔の体がビクッとする

「あっ…智くん?」

「ごめん、翔がエロいから…」

「…もう一回スル?」

躊躇いがちに聞いてくる

そりゃシタいけど…
でも、翔は続けざまイッてるし、無理してんじゃないか?

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