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世界で一番尊いあなた(嵐)

第3章 新しいきもちで

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〜♪♪

和也「ん〜ん〜…」

〜〜〜♪♪

和也「ん…あ…?」

重い瞼をゆっくりと開けると
部屋には眩しい陽の光が差し込んでいた

和也(あれ…俺いつの間に…)

朦朧とする意識の中俺はズボンの中で震える
iPhoneのアラームを慌てて止める

和也「うっせーよ…」

時刻は午前8時を示していた

和也(念の為毎日アラームをかけててよかった…)

陽の光の眩しさに大分目が慣れてきたところで
ソファーから起き上がる

和也「昨日は…そうか…」

翔ちゃんと楽屋でエロい事して…飲みに行って…家まで送ってもらったんだっけ…

和也「あー…」

和也「準備しなきゃ」

眠たい目を擦りながら風呂へと向かう
そして俺はシャワーをあびながら
昨日の記憶を1から10まで想起させた。

和也(…。)

楽屋でのこと、マスターのこと、バーのこと、帰りのこと…
そして翔ちゃんが俺に送ってくれたカクテルのこと…

和也(思い出しただけで顔が緩んじゃうな…)

今日はどんな翔ちゃんが見れるだろう、ちょっとは俺の事意識してくれてたりして…でも、いつもと変わらないか
ニタニタとそんなことを考えていたら
ふと鏡にそんな自分の顔が写ってハッとした

和也(そうだ、俺は…二宮和也だ…。)

恋に溺れ危うく自分を見失うところだった
俺はアイドルで、翔ちゃんに恋するためのロボットじゃない

いつもの俺を待っている人たちがいる

和也「はぁ…っ……。」

和也「よし。」

自分がするべきことはなにか
考えなくてもわかることだ。

俺は二宮和也。
アイドルとして、今日も生きていく


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テレビ局

「あっ、二宮さんおはようございます!」

「あー!二宮さんおはようございますー!今日もよろしくお願いします!」

スタッフさんの挨拶で俺の慌ただしい一日が今日も始まった。

和也(今日もがんばるかー)

こった首筋を軽く指でほぐしながら俺はスタッフさんたちに挨拶を返していく

スタッフ「二宮さん、おはようございます。今日のスケジュールなんですがご確認いただけましたか?」

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