桜華楼物語
第15章 皐月
それからのひと時は、もう止まらなかった。
押し倒した娘の上に乗り、息を荒くしながら夢中で着物を剥ぎ取って。
突然の行為に娘に一瞬戸惑い硬直して…。
それから、されるままになった。
父親は自分でも止められないように、娘の身体を貪っていく。
女房の名前を呼びながら。狂ったように欲望をぶつけて、求めていく。
娘は父親に身を委ねながら、胸のざわつきが消えていくのを感じていた。
父親の愛撫に身体は更に開き反応して、盛りの犬のように激しく繋がるのに悦びを感じていた。
私が望んでいたのは…きっと…
何度も娘の中に精を放って…
久しぶりの肉欲の悦びを満たした父親…
疲れ果てて大の字になると。
息が整うと共に、茫然とした罪悪感に襲われて。
俺は…俺は…
打ちのめされて後悔の涙を落とし俯く父親を全裸の娘が抱き寄せる。
白い肌は父親の精にまみれて。
「父さん…そんな顔しないで。私は母さんみたいに父さんを責めたりしない。父さんにもうそんな顔して欲しくないから…私はここに居るの…」
娘の以外な言葉に驚き戸惑い、言葉が出ずに黙って見つめてる。
「そう…きっとそうなんだわ。母さんを忘れられなくて苦しむ事なんて無い…。父さんには、私が居るんだから…」
そう言って、ゆっくりと微笑む娘。
その顔は初めて見る娘の顔。
女房の面影を秘めた、まるで別の女の顔であった。
押し倒した娘の上に乗り、息を荒くしながら夢中で着物を剥ぎ取って。
突然の行為に娘に一瞬戸惑い硬直して…。
それから、されるままになった。
父親は自分でも止められないように、娘の身体を貪っていく。
女房の名前を呼びながら。狂ったように欲望をぶつけて、求めていく。
娘は父親に身を委ねながら、胸のざわつきが消えていくのを感じていた。
父親の愛撫に身体は更に開き反応して、盛りの犬のように激しく繋がるのに悦びを感じていた。
私が望んでいたのは…きっと…
何度も娘の中に精を放って…
久しぶりの肉欲の悦びを満たした父親…
疲れ果てて大の字になると。
息が整うと共に、茫然とした罪悪感に襲われて。
俺は…俺は…
打ちのめされて後悔の涙を落とし俯く父親を全裸の娘が抱き寄せる。
白い肌は父親の精にまみれて。
「父さん…そんな顔しないで。私は母さんみたいに父さんを責めたりしない。父さんにもうそんな顔して欲しくないから…私はここに居るの…」
娘の以外な言葉に驚き戸惑い、言葉が出ずに黙って見つめてる。
「そう…きっとそうなんだわ。母さんを忘れられなくて苦しむ事なんて無い…。父さんには、私が居るんだから…」
そう言って、ゆっくりと微笑む娘。
その顔は初めて見る娘の顔。
女房の面影を秘めた、まるで別の女の顔であった。