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驚いたけど、この即物的な行為には強い抵抗を覚えた。

お姫さま抱っこの幸福感が一瞬で失われた気がしたが、
心と体は別とばかりに、私の……は新たな潤みを分泌していくのがわかった。

まったく愛撫されてないのに、反応が速すぎる。

自分で自分が怖いと感じたのもつかの間、段階的に大きくなる全身運動の快感に、身も心も呑まれていった。
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「ポーズ・ブック」という本がある。

人体表現の資料としてのヌード写真集だが、静的なものと動的なものがある。

前者はそのまま芸術として鑑賞できるような美しいポーズばかりだが、

後者はクリエイター向けで、イラストやアニメなど動きを見せる作品に使えるように、「日常的にこんなことするよね」という場面ばかりだ。

でも、歯磨きもお化粧もみんな裸だ。唯一シャワーや入浴シーンだけは違和感はないが、お尻を流しているカットはエグい。

洋式トイレのシーンなんて需要あるんだろうか。
表情は自然だが、一番嫌な撮影だったに違いない。