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稜線で

第1章 あるときの過ち

僕は、ある山の稜線をさまよっている。

霧が深い。

もう数年になる。

僕はただ、貴女と肉欲に溺れ、深く沈んでいたかっただけなのに。

しかし、僕は一人、死んで、ここにいる。

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