テキストサイズ

稜線で

第1章 あるときの過ち

僕は呪われたのだ。

きっと。

彼女の悲しみと、恨みによって。

彼女のつらさの源は、僕の裏切り。

裏切り。

僕は裏切ったつもりはない。

でも、気づけば、僕は死んでいた。

彼女は僕を殺すしか、その悲しみから逃れる方法がなかったのだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ