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カントリーロード

第6章 祭

祭りも近づいたある日の昼下がり、僕が神社へ抜ける小道を歩いていたとき、若い男と出くわした。

まだ二十歳位の年齢で、色白で容姿端麗、長髪のせいで中性的にみえた。

いわゆる美男子だった。

(こんな子いたかな?)

僕は内心、首をかしげながらも

「こんにちは」

と声をかけた。

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