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カントリーロード

第1章 派遣

僕が住む家は、前任者から引き継いだ社宅だ。
とても古い。
昭和の臭いがする。
でも、一人身の僕には十分すぎる広さだった。
職場兼居宅。
電気、ガス、上下水道完備。
道路に面した部屋はカウンターと、お客さんがちょっと立ち寄れるように椅子がおいてあり、土間になっている。
奥は畳の客間。
大切な話はここでする。

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