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*。・。*1ページだけのストーリー集*。・。*

第4章 プリーズアンサー(※)

*

「んふ、おっはぁー」

「うわっ!」

 突然のキィンとした声に驚き、飛び起きた。

 何だ!? このアイドル顔キンキンアニメ声ブリッコ女は!

 なぜ俺のベッドに!? なぜ二人して裸!? なぜ筋肉痛!? 目覚ましにしてはキョーレツ過ぎる!

「お前、誰だよっ!?」
「さて、誰でしょーか?」

 そのクイズ形式ウゼぇ。ブリッコしながら語尾で首を傾げてくるのも腹立つ。

「俺が訊いてんだよ!」
「プリーズアンサー」

 ぐっ……コイツ、ブリッコのクセにピシャリとしやがって。チッ、イライラは後回しにして思い出すしかねぇ。

 昨日は、野郎だけの飲み会にて、例の如く酒を暴飲。で、たまたま居合わせた女子グループと意気投合。

 その中に、この女もいた気がする。てことは、

「昨日の女子グループの一人か!?」
「せいかーい!」

 やめろ! 壁の薄いアパートではアニメ声抑えろ!

「私とのこと、覚えてないでしょーか?」

 ……悔やむことに、記憶は居酒屋で途絶えてる。

「覚えてねぇけど、どうせヤったんだろっ?」
「……んふっ」

 含み笑いすな! 感づいてはいたけど、やっぱりか!

「あー悪かったよ! これでいいだろ!?」

 雑に謝罪をしてやった。頼む、許せ。

「じゃあ、どの体位でシたでしょーか?」
「はぁ!?」

 クイズ形式ウゼぇって! てか卑猥っ!

「プリーズアンサー」

 考えたくねぇ。けど、ブリッコの威圧感ハンパねぇ。

「正常位かっ?」
「せいかーい! ちなみに『駅弁』も正解でぇす」

 謎の筋肉痛は、その大技が原因か!

「ねぇ、もう一つ訊いてもいい?」
「まだ何かあんのかよっ!」

 もう疲れた。早く解放されてぇ。


「あのねぇ、
 私『危険日』なのに『中出し』をされたんだけどぉ?」

「……は?」


 キケンビ? ナカダシ?
 アハン? ワターシ ニホンゴ ワーカリマセン。

「しかも二回もぉ」

 現実から逃げる俺に、得意げなVサイン。

 二回も? 最近抜いてなくて溜まってた濃厚な液を?

 それに、よく見たらこの女……目が全然笑っていない。

 やべ。コレ、逃げたら確実に終わるヤツだ。


「妊娠したら、責任取ってくれるでしょーか?」

「ーーーーっ!」


 まさに、ザ・呪縛……。


「んふ。プリーズアンサー」


〈完〉

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