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桜舞う季節でした

第2章 選択

愛してる…
愛してない…

繰り返すばかりで何も生まれない

これっきり…
もう一度だけ…

近すぎる距離に
息ができない

愛しすぎた
誰よりも

煌びやかなステージを前に
その背中は眩しすぎた

華麗に舞う姿に
透き通る声に
凛とした背中に
誰もが貴方に魅了された

俺もその1人だった


『智君、今日もカッコ良かった』
小さくて大きなその背中に声をかけた

『翔君もいい顔してた』
愛しい人は、ふわりと笑って答えた

『お互いに褒め合って、気持ち悪いですよ』
ニノがチャチャを入れる

『みんなと出会えてよかった』
相葉君が涙ながらに感動している

『今日も最高だったね』
松潤が満足気に言う

この空気を壊さないように
貴方の側にいる為に
選ばなかった20年

いや…

選べなかった20年が
そこにあった
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