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愛のことば 「改訂版」

第1章 愛のことば

         19

 直さんは、ゆっくり、少しずつ動いてくれました。
 そして、直さんのあれ全部を、進ませて戻ってと、ゆっくりと優しい動きで続けてくれています。
 わたしを、気遣いながら。
 気持ちよかった。
 ダイヤちゃんにキスしているときのようではありませんが、ほのぼのとした気持ちよさです。
 すこしも、痛くはありません。
 直さんが、優しくゆっくり動いてくれているからだと思います。
 そして、直さんは、優しく動きながら、わたしに、いえ、マシュマロちゃんに、ルビーちゃんに、キスをしてくれるのです。
 「直さん
  気持ちいい」
 「私も
  すごく
  いい気持ちだよ」
 「嬉しい」
 「まだ
  続けていい?」
 「うん
  ずっとずっと
  続けてほしい」
 「わかった」
 「あっ」
 「どうしたの」
 「なんか
  なんかね
  わたしのあそこが
  ビクッとしたの」
 「痛かったの」
 「その反対
  直さん
  とっても
  いい気持ちだったの」
 長く言葉が続かないのです。
 ううん。
 しゃべるのが、惜しいのです。
 ほのぼのとしたこの気持ちよさを、じっと感じ続けていたいのです。
 いつまでも。

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