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愛は楽しく [改訂版]

第1章 愛は楽しく

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 勉さんは、わたしより、ずいぶん年上なのですが、大好きです。
 どうして、そんなに年上の勉さんを、好きになったのかと、思うかもしれませんが、好きになったのだから、しかたありません。
 恋とは、愛とは、そういうものだと思うの。
 昔のお見合いなら、お互いの条件を比べて、お付きあいが始まるのでしょうが、今は21世紀だものね。
 フィーリングが合えば付きあう、ということでいいと思っています。
 なかには、付きあいはじめてから、この人合わないわ、と思う人もいるけど、そんなときは、別れればいいのだと思います。
 それでも、セックスだけは、ほんとに慎重にして、今までしないできました。
 裸を見せるんだもの。
 よっぽど、信頼感がなければ、嫌です。
 それに、セックスで、何かあったときに、泣くのは女性のほうですから、優しい人でなければ嫌です。
 勉さんは、わたしが、最初に会ったときから、すごく優しかったのです。

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