
乃愛
第2章 回想…2ヶ月前
乃愛は男を知らなかった。
まだ誰も手をつけていない無垢な花。
その花を摘みたいと思った俺は罪深いかも知れない。
あの日、初めて部屋に遊びに来た彼女を俺は黙って抱きしめた。
静かにうつむき、彼女は何も言わなかったが、微かに震えているのが俺の両腕に伝わってきた。
そして、弱々しく手を伸ばしてきた彼女は、黙って俺の右手を握りしめた。
ソファーに押し倒された彼女は両手で顔を隠している。
恥ずかしがる姿さえも可愛く愛しい。
彼女の両手を左手で掴み上げ、右手を乱れたスカートへと伸ばす。
スカートをたくしあげると、ほどなく俺の指は彼女の下着に到達した。
拒む様子を見せない乃愛の両手を解放し、俺は彼女の下着を剥ぎ取った。
まだ誰も手を触れていない彼女の柔らかい恥丘をまさぐり、更にその先へ進んで行く。
指先で彼女の突起を優しくつまみ、反応を確かめてみる。
「…ぁ…んん」
乃愛は小さく声を上げ、頬が僅かに赤みを帯びた。
固く閉じられた秘密の場所へと辿り着き、指先を割り込ませていくと、やがて彼女の蜜壺から蜜が溢れだし、俺の指先にネットリ絡み付くのを感じた。
「乃愛、可愛いよ」
そう耳元で囁くと、行き場を求めて固くそそり立つ俺の肉の塊を彼女の蜜壺へと滑り込ませる。
破瓜の痛みに耐えながら、乃愛はキュッと唇を噛んだ。
声は出さないが、強く噛みしめられた唇に血が滲んだのが見てとれる。
痛かったんだろうな…ごめんな
彼女を壊さないように慎重に腰を動かす。
やがて乃愛の口から甘い吐息が漏れだした。
彼女の紅潮した顔を目の端にとらえた俺は激しく彼女を突き上げた。
浅く深く不規則に動く俺のモノを、乃愛の肉の壁と蜜が、容赦なく喰らいつくすように締め付ける。
ヤバい…俺がもたない
「愛してるよ」
叫びにも似た声と共に果てた俺は、強く彼女を抱きしめたのだった。
