ひとつ屋根の下の愛情論
第14章 側にいる理由
「――――どうして…?」
横沢さんの表情がパッと明るくなる。
「///私――――///福田君のこと…好き――――だから…付き合って…欲しい」
あぁ……なんて――――――――…
輝いた顔つきで…告白なんか出来るんだ…
自信があるんだろうなぁ…
俺はその未来を夢る…自信に満ちた表情に…微笑んだ。
「横沢さん――――ありがとう…」
俺は自分の唇に残る…オレンジジュースの甘い香りを舌で舐めとる。
目の前の横沢さんは…俺の返事を――――瞳を輝かせながら…待つ。
救って――――くれる…
自信過剰な彼女に…自分を預けたら――――俺は…
律夏を忘れることが…出来るのかな?