ひとつ屋根の下の愛情論
第22章 【番外編】モテ期…?
~律夏side~
秋音が大学に通いはじめて早くも…
一年…
「でさぁ~、すでに就活始めてるやつとかいてビックリした!」
成長期だったのか?
やたら雰囲気が――――…あると言うか…男にしては…
綺麗な気がしてならない…
「お前…女性ホルモンとか射ってねえよな?」
「――――は?なに言ってんだ?……大丈夫か?」
まぁ、嫌でも女見たいに毎回泣かせてるから――――…そんな風に思うのかも知れないが…
それにしても――――…
「おい――――マジで大丈夫か?つ~か、俺の話聞いてねぇ~だろ?」
「?あぁ…聞いてねぇ…」
「は!ムカつく」
ほら――――そのむくれた顔とか…長い髪をかきあげる仕草とか…
「お前――――また、綺麗になったなぁ…って、思ってた」
「////は――――…///ぇ…///バカ…じゃ…ない…の……」
その――――顔…
「浮気したら、お前監禁して…相手ボコボコにする自信ある…」
「――――///こ、怖いわ!つ~か…///しねぇよ!…」
あ~もう!
絶対………変なフェロモン出してるコイツ!
「最近――――モテ期…だったりしないか?」
「は?///それは律夏だろ!?最近、やたらスマホ鳴ってんぞ!しかも、男女問わず!お前の方こそ――――!浮気したら///監禁して……///……してやる…」
――――?
「なに?聞こえねぇ…」
「///監禁して!犯してやる!」
あらら///あら、あら!
【番外編・完】