ひとつ屋根の下の愛情論
第29章 【番外編・最終章】あれから――――…
「あっちでは…少しは時間がとれそうだから――――…」
「///久しぶりに…遊べる?」
「遊べるって――――…俺たちソコソコいい年だぞ?」
いい年って――――律夏は今年で47…
俺に至っては…今年で37である。
「言われてみれば…――――若いつもりでいたけど…ソコソコ…だよなぁ…俺たち」
「まぁな、両親の白髪の増え具合もそうだけど…自分の白髪にも驚くからな!」
そう言うと律夏は髪の根本を俺に見せる。
「うゎ…おじいちゃん…」
「それに引き換え――――お前は変わらんなぁ…若々しいというか…いい感じにエロく綺麗に年を重ねる…髪だって…相変わらず長く艶々しい…年とらない妖怪か?」
俺はムッとした顔を見せるが、チラッと律夏の身体を見る。
俺の事を妖怪だのなんだの言うが…
律夏だって――――その厚い胸板はなんだ!?数年前よりも更に筋肉質でガッシリ…ワイルドが3割くらい増している気がする!
本当にもうじき50代となる男の体か?