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死角関係~女3男1の四角関係~

第7章 私は本気になりやすいタイプだった

面倒な事や人は全て消化出来た。

私は仕事に生きる。


「ななみせんせー」


廊下を歩いている私を呼ぶ
幼少の女の子の声。


「咲希ちゃん、こんにちは。パパは?」


私が定期検診を担当している木原咲希ちゃん。

咲希ちゃんの両親は離婚していて
父親が咲希ちゃんを育てている。


「ぱぱー。こっちこっちー」


咲希ちゃんの父親が
廊下の向こうで大きく手を振る。


「菜々美先生!!こんにちは!!」


ここは病院ですよ。

声が大きすぎ。

さすが体育会系。

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