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死角関係~女3男1の四角関係~

第7章 私は本気になりやすいタイプだった

だから…


「咲希ちゃんのお願い、叶えてあげる」

「え!?」


驚きの声を上げたのは
咲希ちゃんではなく木原さん。

それが堪らなくおかしかった。


「でもね、今先生はお仕事中だから
パパにこのメモを渡しといてくれるかな。
咲希ちゃん、出来るかな?」


咲希ちゃんに見せた空白のメモに
私の携帯番号を書き込むと
咲希ちゃんに渡した。


「いい?おうちに帰ったらパパに渡して」

「うん!!わかった!!」


咲希ちゃんはそのメモ書きを大事そうに
小さなリュックにしまった。

私は自然と顔がほころぶ。

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