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死角関係~女3男1の四角関係~

第1章 私は友達の男なんて盗らない

患者用の椅子に座らされ
体温計を差し出された。


「わ!!38度もある!!気付かなかった!!」


興奮故の身体の熱さだと思っていた。


「だろうね。結構な体温だったから。
ちょっと診てみようか」

「え!?診るって!?」

「そんな驚くことか?通常業務なんだけど」


翔馬は首に掛けた聴診器を
自分の耳に当て始める。


「マジいいって」

「良くない。このまま帰してしまうのは
僕も後味が悪い。
服を脱げと言ってるわけじゃない」

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