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死角関係~女3男1の四角関係~

第7章 私は本気になりやすいタイプだった

「そろそろ帰りますか?」

「そうですね…咲希ちゃん待ってますもんね」


まだ帰りたくない…けど


「咲希のことならご心配なく。
“おとまりしてきたら”って言ってたくらいです」

「ませてますね。じゃ、もう少しだけ」

「駿河湾の夜景を見に行きましょう。
一応咲希に電話を入れておきますね」


こういう木原さんに好感が持てる。


「咲希?お利口さんにしてる?
お土産いっぱい買ったから、いい子にして
待っててね」

『うん!!ななみせんせーとちゅーした?』


咲希ちゃんの声の大きさは父親譲りか。

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