テキストサイズ

死角関係~女3男1の四角関係~

第8章 僕は何がしたいのか分かった

「居るよ。結婚を考えている女性が」


僕は一生“結婚”なんて言葉は
口にしないと思っていた。


「翔馬、変わったね。極端すぎるほど」

「変わったよ。環奈のおかげで
僕は人並みの幸せを噛み締めている最中」

「環奈?なぜ環奈?」

「環奈を好きになったから」


言った…


「翔馬と環奈?…ぶははははは!!
ないない!!だってあの環奈だよ!?
翔馬が相手にされるわけが…ぶははははは!!
夢でも見てるんじゃない!?」

「言ったからな。ちゃんと言ったからな。
後になってグダグダ言うなよ」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ