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死角関係~女3男1の四角関係~

第8章 僕は何がしたいのか分かった

翌日の僕は、とある場所へ向かう。


「ん?」


遠方に菜々美らしき姿を発見。

しかも男連れ。

幼い女児も一緒だ。

このままでは、確実にすれ違う。

菜々美が男連れなだけに
変な空気になるのは避けたい。


「おーい菜々美!!」

「あ!!翔馬!!」


互いに近付くにつれ
連れの男の若さに気付いた。

菜々美に弟なんていたっけ?

10年も付き合っていたのに
家族構成さえ知らずにいた
自分に呆れた。

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