テキストサイズ

死角関係~女3男1の四角関係~

第8章 僕は何がしたいのか分かった

「はじめまして。弟さん」


菜々美と弟らしき男は
顔を見合せ…吹いた。


「おじちゃんちがうよ。さきのぱぱだよ。
ななみせんせーはぱぱのおよめさん。
さきのままになるの」


このしっかり者の女児が解説してくれた。


「おめでとう。末永くお幸せに。
僕も環奈と結婚するんだ」

「それは驚き。環奈によろしく伝えて。
華子はどうなった?」

「環奈とのこと話したんだけど
僕の妄想だと勘違いしているまま」


恐らく現在も。


「放っておいて大丈夫だと思うよ。
華子はたくましいから」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ