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死角関係~女3男1の四角関係~

第8章 僕は何がしたいのか分かった

菜々美の弟のようなカレシと僕は
自己紹介を交えながら雑談をする。

その間にカレシの娘の咲希ちゃんから
突き刺すような視線。


「咲希ちゃん。大丈夫だよ。
パパからママを奪ったりしないよ」


子供心にそんな心配を
しているのだろうと
咲希ちゃんに優しく声を掛けた。

しかし咲希ちゃんは…


「ぱぱをとらないで!!
ぱぱはさきとななみせんせーのぱぱなの!!」


僕を睨み続ける咲希ちゃんの瞳は
涙で潤っていた。

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