テキストサイズ

死角関係~女3男1の四角関係~

第9章 私は男を見る目があった!!

「これからだって友紀を大切に思ってるよ。
その想いはずっと変わらない」

「それはどっち?女の仮面を被った私と
同僚だった男の先輩の私と…」

「後者。僕はもう友紀を女として見ていない。
見れなくなった」

「相変わらずそういうところは
ハッキリしてるのね」

「ごめん」

「ぅぅん。最後に翔馬らしい姿を見れて
逆に良かった。これで後腐れなく旅立てる」


…泣けてきた。


「まだ時間あるから、もう少し話そうか」

「ぅんッ。翔馬と私の出会いから
今日までのことを語り合いたいッ」


私はその話には付き合わず
この場を後にした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ