テキストサイズ

死角関係~女3男1の四角関係~

第3章 私は浮気するタイプじゃない

「今は“あわよくば”なんて考えは
ありませんから。本当に失礼しました」

「ぃえ…」


私…残念がってない?


「菜々美先生は本当にきちんとされていますね。足を崩してください」

「ぁッ、はい」


フローリングでの正座はきつかったから
助かる想いで足を崩す。

その途端…


「キャッ…」


足の痺れのせいで体勢が崩れ
咄嗟に支えようとしてくれた平良さんに
抱きつく形になってしまった。


「菜々美先生?大丈夫です?」


平良さんの腕の中に居る私…

いったいどうすれば…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ